指値と逆指値のスリッページのからくりを暴く

指値注文と逆指値注文の使い方を間違えると、実は不利な約定レートで付いてしまうケースがあるのをご存知でしょうか。

2010年頃の指値注文は、有利に滑って(スリッページ)約定していましたが、最近のシステム仕様は、私たち投資家にとって有利にスリッページしない仕組みになっています。

ここでは、指値注文と逆指値注文のスリッページの仕組みを徹底解説します。

指値注文が約定するときの3つのパターン

下記の例は、100円で買い注文を入れたケースです。

※値幅は説明しやすいように極端にしています

通常のケース

通常のケースで約定する価格は、100円です。

指値注文-通常ケース

有利にスリッページするケース

本来、100円で約定するはずが、値が飛ぶことで50銭(50pips)有利に安く買うことができます。これを有利にスベると表現します。

指値注文-有利約定ケース

有利にスリッページしないケース

最近のFX会社の指値注文は、有利にスリッページしない仕様になっています。

もしも、値飛びが起きても、買い注文の価格100円で約定が付くようになっています。

指値注文-値飛びケース

有利にスリッページしない背景を考える

指値注文のスリッページ仕様が見直された背景は、過当なスプレッド競争があると思います。スプレッドは、FX会社の収益源のため、価格競争が起きれば当然利益を圧迫します。

そこで、スリッページ仕様を見直すことで、少しでも収益を上げる工夫がなされたのが指値注文を滑らせない事です。

指値注文をスリッページさせないようにしたときのFX会社のメリットは、下記のとおりです。

指値注文-FX会社の収益範囲

あなたの買い注文を100円で約定させることで、FX会社は売り注文を100円で手に入れることができるのです。つまり、FX会社視点で見ると、新規売り100円・決済買い99.50円となります。

※厳密にはインターバンクへのカバータイミングによります。

逆指値注文が約定するときの2つのパターン

下記の例は、100円で売り注文を入れたケースです。

通常のケース

通常のケースで約定する価格は、100円です。

逆指値注文-通常ケース

不利にスリッページするケース

逆指値注文は、FX会社のカバー収益に大きく関わってくるため、不利にスリッページします。

もしも、値飛びが起きた場合、売り注文で出した価格(100円)ではなく、99.50円で約定が付くようになっています。

そうするといきなりマイナス50銭の含み損となってしまうので逆指値を利用するときは注意が必要です。

このようなケースは、経済指標の発表があったり、大きなブレイクアウトが発生したときに起きやすいです。

逆指値注文-値飛びケース

FX会社視点で逆指値をスリッページさせないケースを考えてみる

値飛びが起きたときに、指値注文のようにスリッページさせないで、売り注文を100円で約定させた場合、50銭不利な状態でインターバンクにカバーすることになってしまいます。

つまり、逆指値の注文をたくさん受け付けるほど、損が膨らんでしまうことになってしまうのです。

逆指値注文-FX会社が不利になるケース

FX会社視点で見ると、新規買い100円・決済売り99.50円となります。

FX会社としては、このようなシステム仕様にすると不利益にしかならないので、逆指値注文は必ず不利にスリッページさせるしかありません。

まとめ

指値注文や逆指値注文は、スリッページが起きやすい大きなイベントの発表や、ストップロスを巻き込むようなブレイクアウトポイントの価格帯で利用すると、不利に働きやすくなります。

便利な注文方法である一方、スリッページのルールをしっかり把握することでメリットを最大限活かせると思います。

何となく使っていると、実は損しているケースも多々あるかもしれません。スリッページのルールを踏まえ、使うポイントをしっかり見極めていきましょう。

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小池

養分小池です。2009年にFXと出会い、2012年から本格的にFX取引を始めましたが、8年経っても未だFX取引で継続的に勝ち続けることができず、フルボッコ状態が続いています。

なかなか芽が出ない中、2017年に仮想通貨と出会いビットコインFXにもチャレンジするようになりました。

FXで勝ち続ける人はほんの一握りですが、相場に挑み続け自分なりのトレードスタイルを確立してきました。

これからFXを始める人にとって私の経験が少しでもお役に立てたらと思いブログを運営しています。

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