指値注文をどこに置くか分からない、どのポイントに指値注文を出すと儲かりやすいのか、FXトレードをやっていれば誰もが知りたいと思います。
そこでMT4にサポート・レジスタンスを自動的に判別してくれるインジケーターを使って、どの程度効果があるのか実証実験を開始しました。
目次
サポ・レジを視覚化するインジケーター
サポート・レジスタンスをチャート上に視覚化するインジケーターは、インターネットを検索すればいろいろありますが、私が特に気に入っているのが「fxr_sr_zones」というインジケーターです。
「fxr_sr_zones」は無料で使えるのですが、抵抗線として跳ね返る精度がかなり高いです。下記の記事にダウンロードリンクと設定方法をまとめたので参考にしてください。
論より証拠!
言葉ではいくらでも言えるので実際にチャートを貼り付けます。
日足チャート
赤の帯になっている価格帯がレジスタンスとして自動的にインジケーターで引かれた箇所です。
一番右端のローソク足はまだ確定していない日足チャートですが、ちょうど抵抗線から上値が抑えられ上髭が出ているのが分かります。
もう少しブレイクダウンして4時間足で見てみます。
4時間足
右上にある白丸で囲った箇所がちょうど抵抗線に当たったポイントです。1.32の緑色の点線が私がショートした価格帯です。
ポジション数量が最小単位でしょぼいですが、しっかり30pipsの含み益が乗っています。
指値注文で値動きに翻弄されるのを防ぐ
私はチャートを見ながら即時約定するマーケット注文(ストリーミングや成行)で取引していますが、値動きが激しくなるとどうしても無駄な損切りが増えます。
XMを使っている都合上、レバレッジも大きく掛けるため、とにかく冷静に見ていられないんですよね。
そこで自分のトレードをどうやって安定させるか思考したところ、指値注文で取引したらどうなるんだろ?ってふと思ったんです。
指値注文だけで取引するメリット
まず逐一チャートに張り付く必要がなくなるため、仕事にも集中できますし、無駄なエントリーがなくなるのが最大のメリットだと思います。
チャートを見ていると「ここまで行きそうだからエントリーしよう。ポチ!」みたいなことやらかす自分がいます。
ところが入った瞬間に逆行され、いきなり含み損(スプレッド分除く)になるケースが私の場合、8割超えるんですw
そして、あざ笑うかのごとく、天井・天底を掴まされて損切りさせられます・・・。
予想通りポイントまで価格が行くこともありますが、ゴールまでに振るい落としがあったり、ヨコヨコが長引いたりと相場は紆余曲折します。その紆余曲折でやられる自分が常にいます。
一方、エントリーポイントをサポート・レジスタンスなど尖った価格に指しておくと、紆余曲折が終わった後の約定になるので利益になりやすいです。
指値注文だけで取引するデメリット
これは相場に置いて行かれることですね。
指した価格で約定しなかった場合、機会損失となり次のチャンスを待つしかありません。
ベストな価格帯で指値注文を発注すればするほど、機会損失の数も多くなりますし、決済注文が刺さらず戻ってしまうこともリスクとしてあり得ます。
その場合は、マーケット注文で臨機応変に対応していくしかないです。ただ、私の場合はマーケット注文でがちゃがちゃ取引するよりも中長期で見たときに、指値注文を使った方が相場から退場せずコツコツと利益を重ねられると考えています。
トレーダーは己の欲との闘い
指値だけでトレードしていれば利益を積み重ねることが可能だと思っています。
しかし、私は金銭欲に負けやすい人間なので、儲けた利益をどこかで調子こいて溶かすと思うんですよねw
徹底して自分が決めたルールを守れる人って自己規律がしっかりできるのか、あるいはそれが当たり前だから特段意識していないのかもしれません。
できないものはできない。私は素直にそれを受け入れて自分の欲と上手く付き合っていこうと思っています。
ルールを守れなかった自分、同じミスを繰り返す自分を責めても自己嫌悪に陥いるだけです。
だったら何度も同じことをやらかす自分を受け入れて、同じ過ちを犯すことを前提に自分に合ったトレードをすれば良いだけなんじゃないか?と思いました。