リピート系自動注文の中でマネパの連続予約注文は、特にレンジ相場に強い特徴を持っている注文方式です。最大20回まで予約注文が出せる連続予約注文は、1回分の注文しか証拠金を必要としないため、資金効率も良いです。
利食いが続く間は連続予約注文を継続しますが、もしも途中で損切りとなった場合、強制的に終了となるため、YJFX!のリピートトレールやマネックス証券のオートレールのように損失を出し続けることもないので安心して利用できます。
途中で方向修正したい場合も強制終了ができるようになっているので柔軟に対応できるのもポイントです。
ここでは連続予約注文の使い方を解説するとともにメリット・デメリットも紹介します。
目次
連続予約注文の使い方と特徴
連続予約注文を使いこなすためには、3つの発注ルールを理解する必要があります。基本的な指値注文のルールを理解していればすぐに特徴を抑えられます。
発注ルールその1 前注文の利食い約定時
現在値が1ドル=100円の場合
- 1回目の注文
買い指値注文は100円未満のレートで発注できる
- 2回目の注文
1回目の利食い注文が101円の場合、101円以下のレートで2回目の買い指値注文を発注できる
文章だと分かりづらいので図を使って説明します。(売りの場合は反対に考えればOKです。)
発注ルールその2前注文の新規約定時
- 1回目の注文
買い指値注文は100円未満のレートで発注できる
- 2回目の注文
1回目の新規注文が99円の場合、99円以下のレートで2回目の買い指値注文を発注できる
強制終了の2つの条件
連続予約注文の強制終了には、
- 自分自身で強制終了させる(決済注文は残ります)
- 前注文の利食い約定時で損切りになった場合(決済注文は残ります)
逆に前注文の条件を新規約定時とした場合、損切りになっても強制終了しません。ここはしっかりルールを把握しておきましょう。
連続予約注文はレンジ相場におすすめの注文方式
連続予約注文は、価格を指定して予約注文を出すことができるため、抵抗線(レジスタンス)・支持線(サポート)を意識して自分のイメージした戦略通りの注文を出すことができます。しかも未発注の予約注文は証拠金を必要としないので、たくさん注文を出しておいても資金が拘束されることはありません。
トレンド相場の攻略にも連続予約注文は使える
連続予約注文でトレンド相場を攻略する場合は、ナンピンする形で押し目を拾っていくことになるのでうまくいけば大きく獲れる可能性はありますが、トレンド相場では使いづらいです。
連続予約注文のメリット・デメリットまとめ
メリット
- 必要証拠金は1注文のみだから予約注文を多く出せる
- 価格を指定できるためレンジを予想した発注戦略が可能
- 手数料がない
- 毎週連続予約注文のランキングが発表されるため、どこで利益を取っているか参考情報がある
デメリット
- 逆指値から入れないのでトレンドに合わせた予約注文が出せない
- 初心者は指値・逆指値の基本的なルールを理解していないと使い方が分からない