日本国内の仮想通貨は最大レバレッジ4倍ですが、私がメインで使っている海外FX業者「FXGT」は最大レバレッジ500倍で仮想通貨のレバレッジ取引が可能です。
レバレッジを直訳すると「テコの原理」ですが、この仕組みを上手に活用することで大きな利益を狙うことができます。特に仮想通貨のようなボラティリティが大きい銘柄だと大きな利益を狙えるチャンスがあります。ただし、調子に乗って大きなポジションを持ち、レバレッジの使いどころを誤るとロスカットで強制決済される可能性があるので注意が必要です。
ここではFXGTで仮想通貨のレバレッジ取引をするメリット・デメリットを紹介します。
目次
FXGTの仮想通貨スプレッド
銘柄 | FXGT | GMOコイン | DMM Bitcoin |
---|---|---|---|
BTC/JPY | 210円 | 280円 | 547円 |
ETH/JPY | 9円 | 18円 | 140円 |
BCH/JPY | 25円 | 40円 | - |
LTC/JPY | 9円 | 28円 | 48円 |
XRP/JPY | 0.079円 | 0.080円 | 0.182円 |
FXGTのスプレッドはホームページ上では210円と記載されていますが、ビットコインのボラティリティによってGMOコインやDMM Bitcoinのように広がります。
動画では340円ほどのスプレッドになっていますが、200円台後半で推移していることがほとんどです。実際のスプレッドの広がり方はGMOコインとDMM Bitcoinの方が振れ幅が大きい印象を持っています。
FXGTのスプレッドの狭さならスキャルピングも可能なのでビットコインのスプレッドの狭さで業者を選ぶならFXGTがおすすめです。
FXGTのレバレッジと必要証拠金のルール
ステージ | 取引ボリューム(USD) | レバレッジ | マージン% |
---|---|---|---|
ステージ1 | 0 - 10,000 | 1:500 | 0.2% |
ステージ2 | 10,000 - 20,000 | 1:200 | 0.5% |
ステージ3 | 20,000 - 60,000 | 1:100 | 1% |
ステージ4 | 60,000 - 80,000 | 1:50 | 2% |
ステージ5 | 80,000 - | 1:20 | 5% |
FXGTの最大レバレッジは500倍ですが、取引量によってレバレッジは低くなっていきます。また、銘柄ごとのポジション最大保有額は100万ドル(約1億円)までとなっています。
レバレッジと必要証拠金の計算方法
1BTC=1万ドルの場合、ステージ1になるため必要証拠金は下記になります。
→「1万ドル÷500倍×ドル円=約2,000円」
1万ドルのポジションに加え、さらに増し玉で1万ドルのポジションを持つとステージ2になるため、下記の計算になります。
→「1万ドル÷500倍×ドル円」+「1万ドル÷200倍×ドル円」=約7,000~8,000円
FXGTはマーケットデプスを採用
GMOコインとDMM Bitcoinの仮想通貨FXは相対取引です。一方、FXGTはマーケットデプス(板取引)を採用しているため、ロット数によって約定価格が変わってきます。
また、大きなロット数で取引する場合は、有利な価格から順に約定する仕組みになっています。
マーケットデプスの約定価格の計算例
赤枠箇所はBTC/USDの売り注文の板になります。売り注文の合計数量は59.3BTCあります。買い注文を59.3BTC出した場合、約定価格は以下のように計算(加重平均)します。
(1.36BTC × 10073.51) + (5.28BTC × 10076.53) + (7.01 × 10080.04)・・・以下続く
この計算結果を全て合計した金額が597,989.33ドルになり合計数量(59.3BTC)で割ると約定価格を導き出せます。
597,989.33ドル ÷ 59.3BTC ≒ 10084.14ドル(約定価格)
大きなロットで注文するときはマーケットデプスを見てから判断
大きなロットで注文する際、板に反対の注文が少ないと約定価格も大きく変わってくるため、マーケットデプスの板状況を見ながら発注するのがおすすめです。FXGTのMT5でマーケットデプス画面を表示する方法は以下の手順になります。
表示>板注文画面>Cryptocurrencies
気配値>板注文画面(MT5)
まとめ
FXGTのレバレッジ取引におけるビットコインのスプレッドは、ロットが小さいと狭いスプレッドで取引できますが、板が薄いときに大きなロットで注文すると発注時の価格と実際の約定価格は大きく異なる可能性があります。
また、ポジション量が増えるにつれてレバレッジも低くなる(必要証拠金が増える)ため、証拠金維持率がロスカット(50%)に抵触しないか注意も必要です。
小ロットのトレーダーは特に不要ですが、大口トレーダーなら発注時はマーケットデプスを見て板が厚いことを確認してから取引するようにしてください。
メリット・デメリットをまとめると
- 小口トレーダーはレバレッジ面、注文面共にメリットしかない
- 大口トレーダーはマーケットデプスを見て判断が必要
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