BitMEXのTrading Viewに関する解説後編です。ここではラインツールに関する紹介を行います。
目次
ラインツール
チャート左側にある線のアイコンには、ラインツールが用意されています。利用できる機能は次のとおりです。
- トレンドライン
- トレンド角
- 水平ライン
- 水平レイ
- 垂直線
- 矢印
- レイ
- 延長
- 並行チャネル
- 交差しない角度
- 上下ライン
トレンドライン
トレンドラインは相場の方向性を確認するためのツールです。角度の大きさによってトレンドの強弱を判断することも可能です。
トレンド角
トレンド角を用いてラインを引くと赤枠に囲った箇所に角度の数字が表示されます。数字が大きければトレンドが強い・勢いがあることを意味します。
冒頭で紹介したトレンドラインの補助機能版という感じです。
水平ライン
オレンジ色のラインが水平線で引いたものです。水平ラインはサポート(支持線)・レジスタンス(抵抗線)で意識されているポイントに引くのがコツです。
レンジ相場を視覚的に分かりやすくしてくれる補助ツールなので便利な機能です。
水平レイ
水平レイはクリックしたポイントを起点に一番右端までラインが引かれる機能です。
私の水平レイの利用方法は、トレンド転換のポイントとなる直近高値・安値に引いたり、トレンド中の押し目・戻り売りポイントに引くことが多いです。
意外と便利な機能なので是非活用してみてください。
垂直線
私は垂直線を使いませんが、使い方としては東京時間・欧州時間・ニューヨーク時間など時間区切りを視覚的に分かりやすくしてトレードに活かす方法です。
矢印
矢印はトレンドラインと機能が似ていますが、プロパティから以下を設定することで赤枠で囲った情報を表示することができます。
表示できる情報は下記のとおり。(ラインツール全般で利用可能)
- 価格のレンジ
- バーレンジ
- 日付・時間レンジ
- 距離
- 角度
プロパティの設定方法は、矢印のライン上をダブルクリックします。すると設定画面が開くのでチェックを入れてEnterキーを押下すればOKです。
レイ
レイは起点と終点を決めてラインを引く補助ツールです。
延長
延長はレイと似ていますが、異なるのが黄色の箇所です。レイは起点を中心に線が伸びていきますが、延長は起点のうしろにも線が伸びるようになっています。
並行チャネル
並行チャネルはチャネルラインと呼ばれる補助ツールです。
Trading Viewの並行チャネルはライン間を半透明のカラー色で表示できるため、視覚的に見やすいです。色はなくても良いという方は、並行チャネルのライン上をダブルクリックしてスタイルにある「背景」のチェックを外してください。
背景のチェックを外すと下記のようにラインだけを表示することが可能です。
交差しない角度
交差しない角度はチャートパターンで言う「上昇・下降ウェッジ」を視覚的に分かりやすくする補助ツールです。
四隅をクリックすると角度を変えることができます。
上下ライン
上下ラインは「上昇・下降三角型」を視覚的に分かりやすくする補助ツールです。トレンド相場の中でもある一定期間レンジになることもあります。
レンジブレイクを経てトレンドが再開するのを見た目で判断しやすくなるため、積極的に使っています。
まとめ
移動平均線やボリンジャーバンドなど遅行指標と呼ばれるテクニカル指標に対し、ラインツールは先行指標と呼ばれるテクニカル分析が可能です。
ラインは世界のトレーダーが使っているテクニカル分析のため、基本技術として身に付けるとトレーディングの武器となります。
BitMEXなら豊富にラインツールが利用できるので是非この機会に試してみてください。
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